MaRiブログ

仕事は好きなのに環境に恵まれない歯科衛生士がメンタルを毎日根こそぎ削られながらお口の健康について小さく発信していきます。日々の記録。

口臭が気になる方へ。口臭についてと対策

 

口臭は自分では分かりにくいので、

知らず知らずのうちに周りの人を不快にさせてたら嫌ですよね。

 

今回はお口のケアで対策可能な口臭についてお話しします。

 

 

 

口臭の種類

生理的口臭

ひとつ目は生きる上で必ず発生してしまうもの。起きた時や緊張で唾液の分泌が減った時や、お腹が空いている時に発生します。

女性は妊娠時や生理時にホルモンの関係で口臭が発生することもあるので、

丁寧な歯磨き、十分な水分補給や睡眠など、免疫を落とさないよう心がけましょう。

 

 

外因的口臭

こちらはからだに取り入れたものが原因となるもの。

代表としてニンニクやニラなどのニオイの強い食材が挙げられます。

一時的に口臭はきつくなりますが、時間経過とともになくなります。

ただし、歯に挟まっていたりしたらニオイは消えないので、

食べたものを口の中に残さないよう歯磨きやフロスは丁寧にしましょう。

喫煙もその一つですが、長年の習慣となっているとニオイを消すことは難しくなります。

 

病的口臭

お口の中の環境や身体的な原因(糖尿病や蓄膿症など他多数)で発生します。

今からお話しするのは口腔内の環境で発生する口臭についてとなります。

 

 

口腔由来の病的口臭の原因について

歯垢

プラークと呼ばれ、細菌が凝集しているもの。

その細菌の塊が食べかすなどを代謝すると、その過程でガスが発生し口臭の原因となります。

 

対策としてはもちろんブラッシングです。

特に歯と歯の間はニオイが強い傾向にありますのでフロス、歯間ブラシを併用すると効果的です。

フロスについてはこちらの記事も参考にしてみて下さい。

 

www.marihige.com

 

また、歯周病の場合も同様の過程で口臭が発生します。

歯ぐきから出血する、口の中がネバネバする、歯ぐきが腫れるなど、

歯周病の疑いがある場合は進行する前に早めに歯科医院を受診しましょう。

 

 

虫歯

虫歯が進行して歯が腐るとそのニオイが口臭となります。

穴が開いたところに食べかすが詰まり、腐敗することでも発生しますので、

早い段階で治療をしましょう。

 

 

唾液の減少

朝起きた時など、生理的なものを除いて唾液が減少した場合も口臭につながります。

主に薬の副作用、ストレス、口呼吸が挙げられます。

唾液が減ると口臭が発生するだけでなく、

虫歯や歯周病にもなりやすくなってしまうので、

水分補給を十分に行ったり、食事はよく噛んで唾液の分泌を促しましょう。

 

舌苔

舌についた汚れをいいます。

舌を傷つけないように柔らかい歯ブラシや舌専用のブラシで奥から手前にやさしく磨きましょう。

 

 

最後に

ご覧いただいたように、ていねいに歯磨きをすれば防げることがほとんどですが、

歯ブラシだけでは口の中全体の60%しか磨けないといわれている通り、

歯間ケアが口臭対策として非常に大切です。

それに伴い、虫歯や歯周病のリスクを抑えることもできますので、

ぜひフロスや歯間ブラシを取り入れてみてください。